私は今年度の作業係を担当しています。今月は作業について書いてみようと思います。現在なごみの里で行っている作業は大きく分けて2種類あり、主に工場用具を扱う東洋物産とゴム製品を扱う安福ゴムの下請けの仕事です。
東洋物産の作業は製品の組み立てや仕分け作業、バリ取りなどがあります。安福ゴムの作業はバリ取りです。バリ取りと聞くと作業工程が少ないように思うかもしれませんが、バリ取りを行う製品でも利用者さんが行っている行程はバリ取り以外に、製品のゲート(製品と製品をつないでいる部分)のカット、製品の数え、検品、箱詰め等多くの行程があるため、1つの製品に様々な利用者さんが関わり納品日までに完成させます。
作業担当は毎週1、2回納品へ行き製品を受け取ります。その週の利用者さんの様子や、出欠状況、各利用者さんの得意分野等を考慮し仕上げられる分の製品を持ち帰ります。
新しい作業を依頼された時は「どうすれば利用者さんができるだろう」「利用者さんがたくさん関わるには」「誰に挑戦してもらおうか」「どんな自助具を作ろうか」等を考えながら持って帰ってきます。初めてする作業は「できなかったら」「納期に間に合わなかったら」と不安になることもありますが、新しい自助具を作る時はワクワクします。
出来た自助具を使って利用者さんが作業を進めていく様子を見るととても嬉しいです。アイディアがたくさん詰まった自助具が次から次に増え続けています。是非機会があれば作業の様子をのぞいて見てください。 |