第23号 2016年3月


「年度末へのカウントダウン」


喜楽舎 主任 森井計智

 木々の芽ぶきに春を感じるこの頃、早くも年度末が近付いてまいりました。

 なごみの里が開所してから2年の月日がたとうとしております。今年度も利用者の皆様、そしてご家族の皆様に支えられ、1年間を無事過ごす事ができました。

 そして私が感謝しているのは現場で日々直接利用者の皆様と関わっているなごみの里職員です。

 支援員はもちろん、看護師、管理栄養士、介助員、パート職員、事務員、管理員、様々な役割を担い、利用者の皆様の生活を支えている姿が、自分自身の仕事への姿勢を見つめ直す良いきっかけとなっております。

 年頭にかかげた「共生」という言葉、利用者の皆様、ご家族の皆様、そしてなごみの里全職員と共に充実した生活を送っていきたいと思います。次年度からも温かい目で見守って頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。



「幸せになれるとき」

支援員 中村 美桜

 テーマは自宅玄関に置いてある家族写真からパッと浮かびあがりました。

 日々生活している中で「しあわせ」が感じられる時とはどのような時でしょうか。私はおいしいものを食べている時、好きな歌手の曲を聞いている時などたくさんありますが、その中でもこれだけはというものがあります。それは自分が幼かった頃の事を両親が嬉しそうに私に話してくれるときです。

 両親が私にどのように接して見守ってきてくれたのか、どれほど大切にしてくれたのか、そういう話を聞いていると強い思いがひしひしと伝わってきて幸せを感じます。今もたくさんの愛に包まれながら、笑顔いっぱいで過ごすことが出来ているか…そうであることを願います。

 このことに関連して毎日の連絡帳でのお家であった事のご報告。ちょっとしたおもしろいハプニングだけではなく、親御さんや兄弟に対して優しさが見えた瞬間など利用者さんのそのままの行動が記されていると、朝からとてもほっこりします。

 以前職員との間でぽろっと出た話ですが「こういうものをまとめたら良い本が出来あがるやろうね」と。なごみの里でご家族と利用者さんが直接関わっている場面を見る機会は少ないので、家族会や行事などの日は貴重な場であると思います。

 こういった特別な日は私にとってはチャンス!!と思い、親子の触れ合いを見させていただいています。今後も心温まるエピソード、たくさんお聞かせ下さい。




行事報告


「新春!?紅白歌合戦&かくし芸大会!!」

 1月30日(土)に、新春!?紅白歌合戦&かくし芸大会を行いました!なごみの里のレクではカラオケが大人気。

 なので、今回は紅白歌合戦で真剣勝負!お一人で大熱唱の方、グループで息の合った歌声を聞かせてくださる方々…。

 高得点の連発でとても盛り上がりましたよ~。気になる結果は白チームの勝利!これからも熱戦が期待できますね。

 続いて行われたかくし芸大会。こちらはエントリーされた3組の方々。漫談に笑いがたっぷり。「上を向いて歩こう」の合唱にほっこり。エレクトーン演奏の「さんぽ」にうっとり。そしてラストは職員の一発芸。テーブルクロス引きをおでこの上でするという、体をはった一発芸に大笑いして幕を閉じたのでした。

 ここでこぼれ話。一発芸に出場した職員MとN。打ち合わせではラストのクロス引きに失敗して一番大きな笑いを取るはずだったのに、予想に反して大成功。

 なので、ビミョーにがっかり…だったのでした。

(橋爪)





「バレンタインティータイム」

 2月12日(金)にバレンタイン行事を行いました。

 創作活動で画用紙に大きなハートを書き、その中をピンクの色紙をちぎって貼り絵にし、バレンタインの飾りをみなさんで作りました。

 前日まで掛かりギリギリに出来上った大作が、1階エレベーター横に飾っているのでぜひ見て下さいね~!!

 今年度のバレンタインメニューはチョコレートケーキに生クリームやチョコレート菓子、クッキーなどでデコレーションし、チョコレートケーキには粉砂糖を振ってハートをかたどりました。

 多目的ホールに集まり、飾り付けたケーキと飲み物を好きなお席で食べていただきました。

 どのケーキも同じように飾り付けてして並べていたのですが、皆さんどれにしようかとじっくり見て選んでおられました。

 笑顔で美味しそうに食べられ、男性陣も女性陣も大満足な様子でした。




外出報告


「淡路島で初詣!!」


 1月13日に淡路島にグループ外出に行きました。始めに伊弉諾(いざなぎ)神宮で初詣!!

 しかし、本殿が改装中だった為お賽銭箱しかなく少し寂しく思いました。伊弉諾神宮の赤い橋を渡る時陽射しがあり皆さんとてもよい表情でしたよ。

 次に向かうは、行列のできる手打ちうどんの「いづも庵」!!美味しい昼食を頂きました。写真で調べた時にも行列の写真があったのですが、日頃の行いが良いからか並ばずに入店する事が出来ました。うどんは、コシがありもちもちとしておりスープまで美味しく残さず食べてしまいました。

 今回の外出、最後は、うずしおクルーズ!!淡路島から船に乗り鳴門大橋下に出来る渦潮を見に行きました。窓から見える色々な島の説明を聞き、カモメが飛んでいるのを見ながら目的地まで行きました。

 印象として残っているのは、乗客が投げるパンにカモメが一斉に飛んでくる迫力がすごかったです!
いざ、渦潮を見る時は少し怖くなる方もおられましたが、ニコニコと楽しそうに見ている人もおられました。

(山田)





「あずきミュージアム&姫路水族館」


 1月29日、「あずきミュージアム」と「姫路水族館」へ行ってきました!あずきミュージアムは姫路市にある「御座候」が運営するあずきに関する資料館。あずきの歴史的な背景やそれにまつわる人の暮らしを、館内いっぱいの展示で学習する事が出来ました。

 が!!利用者の皆さんの注目は御座候の食品サンプルやあずき料理のサンプル・・・。だって、お昼の時間が近かったのですから・・・。お昼ごはんの赤飯おにぎりやあずきソフトはとっても美味でしたよ~!!

 午後からは姫路水族館へ。某水族館のような派手さはないものの、じっくり近くで見たり、ドクターフィッシュに手あかをきれいにしてもらったりとのんびり出来ました。

 驚いたのは水族館館内に実物の姫路モノレールが!!いや~、本当にゆっくり、じっくりと過ごせた一日でした。残念だったのは「雨」。同行した職員は「晴れ男・晴れ女」を自慢していたのですが・・・(苦笑)

(中島義)





新任職員だより

「新人研修で学んだこと」

支援員 柳田 昌宏

 新人職員を対象とした職員研修が2月上旬にありました。その研修では支援の目的についてや、利用者さんの「自立」についての考え方等様々なお話がありました。

 そういった中で私が特に興味を引かれた話は、対人援助者としての「価値」と「倫理」についてでした。

 その話の中で、私たち対人援助者にとっての「価値」とは利用者さんの幸福であり、「倫理」とは、利用者さんの倫理を優先する事であるという話がありました。

 利用者さんの為になることを行い、利用者さんが笑顔になると、私たち職員も嬉しくなります。つまり、利用者さんの幸せを優先して行く中で、私たち職員も幸せになれるといった内容でした。

 これはあゆみの会の理念でもある「利用者とともに生涯の幸せを求めていきます」に通じるものがあるように感じました。

 なごみの里で利用者さんの支援をしていく中で、利用者さんにとっての幸せとは何かを日々の支援の中から考え、利用者さんにとってより良い支援を行う為にも自分のスキルアップや日々の支援のなかで常に上を目指し、努力していく事で、利用者さんの幸せに繋がっていく支援を心がけて行きたいと思います。





保険だより

「インフルエンザが流行しています!!」


 寒さが厳しくなった1月下旬より爆発的にインフルエンザが流行しています。神戸市内の学校では、学級閉鎖数が増加しています。完全に流行期に入っています。予防対策をとりましょう!!

インフルエンザの特徴
 突然の発熱、強い感染力

症状
 咳、鼻水、のどの痛み、高熱(38℃以上)、関節痛
 頭痛、倦怠感

潜伏期間
 1日~5日

感染予防のポイント
①手洗い、うがい
②部屋の加湿(湿度50~60%)
③十分な休養
④人混みは避ける
⑤バランスのとれた食事

※感染予防に努めましょう!!
 



3月誕生日の皆様


  25日 日野 春香さん
  31日 村上 亮太さん

    おめでとうございます!




行事予定

11日(金) ブラッシング
19日(土) 家族会
24日(木) ブラッシング研修
25日(金) おつかれさま会

※散髪サービスが、15日(火)となっております。希望される方は職員まで!


編集後記
早いもので、今年度も残すところあと1ヶ月となりました。よく、1月は行く、2月は逃げる、3月は
去ると言ったものですが、年が明け新年度まではあっという間にすぎていきます。着々と新年度を迎える準備を始めておりますが、利用者の皆様にはゆっくりと時間が流れているような環境で過ごしてもらえるように、より一層気を引き締めて頑張っていきたいと思います。





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