第24号 2016年4月

「新年度を迎えて」

　なごみの里が開設されて、二年が経過しました。この間、皆様からは多大なご支援、ご協力を賜りまして心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

　平成２８年度は新たに７名の利用者さんを迎えて、スタートします。利用者さん、ご家族の皆さま、職員も一同に「希望としあわせ」に向かって大海原へ出航しようとしています。座礁することなく、安全に楽しんでいただけるよう、舵を取っていきます。

　新年度は障害者差別解消法の施行や社会福祉法等の一部を改正する法律案が動き出しております。その法律案の中でも地域における公益的な取組を実施することが規定されています。

　神戸あゆみの会は今までも様々な取組をしてきました。地域貢献活動をすることは幸せになることに繋がり、不十分ながら活動を細々と続けております。新たに異業種の社会福祉法人と連携を取りながら進めていきます。家族会のご理解のもとに利用者支援を第一に邁進していきますのでご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

施設長　今岡　幸子

「～1年を振り返って（作業部門）～」

　今年度は昨年度と同様に東洋物産工業、安福ゴム工業の作業に取り組みました。

　作業内容は難しいことが多く利用者さんには出来ないこともあります。しかし出来ないからしなくても良いという考えでは無く、出来ないのであればどのような工程にすれば出来るのか、どういった自助具があれば出来るのかを考え、工程を考える際は各々が持っている力をいかに発揮できるかを考えています。

　自助具作りは今までの自分達の経験をもとに１つの自助具が作成します。ただ完成した自助具が利用者さんにマッチすることは少なく、手直しすることが大半です。持ちやすいか、見えやすいか、手癖に合っているか等、人それぞれに合った物を作る必要があります。

　そういった考えのもと作業に取り組み、今年度は昨年度以上に皆が作業に取り組めたと思います。「作業が出来るようになって嬉しい」と言ってくれたり、作業場に長時間居られなかった方が積極的に作業に取り組められるようになったり、目に見える数字としては作業収入が昨年度は約７１万円、今年度は約７８万円と増加しており、みんなの頑張りの成果が出たのだと思います。

　作業に区切りはありません。企業は同じものを作り続けません。どんどん商品も進化し変わって行きます。それに私たちも合わせて行かなければなりません。なごみの里としてもまだまだ出来ることはあります。今に満足せず日々課題に向き合い今以上に良い作業となるよう、私たちは前に進んでいきたいと思います。

　皆さん今年度はありがとうございました。次年度も頑張っていきましょう！

（稲井、加古）

≪喜楽舎≫

　喜楽舎も今年度は、前年度の利用者工賃平均１０，３２３円から１２，５１６円にＵＰしました！これも利用者さんの頑張りの賜物です！
　仕事というのは給料を得る他に社会に貢献するという大きな意味があります。
　次年度も社会の一員として頑張っていきましょう！本当にお疲れさまでした。

（橋爪、中島義）

「～1年を振り返って（活動部門）～」

　平成２７年度は、月に１度のイベント、休日の開所日にはレクリエーションタイム、また、日々創作活動や利用者の皆さんのトレーニング活動を活動係として担ってきました。

　特にイベントでは、家族会の皆様と合同開催のオーケストラ、あゆみの里と合同のホースセラピー、地域の方々もご招待してのぷち縁日や、なごみの里としては新たな挑戦となるなごリンピック等、利用者の方々を取り巻く様々な方々にもご協力頂き、なごみの里の活動を支えて頂きました。

　活動係を始めとするなごみの里職員一同、日々頭を悩ませながら、時には悲鳴をあげつつ（笑）、でも楽しみながら取り組めてきたなと実感します。

　そこの原動力になったのは「皆がこうしたら楽しめるんじゃない？」という共通の想いだったように思います。そして、活動を通して利用者の皆さんが楽しんでいる姿は、私たちの次なるやる気、成長へつながっています。

　次年度は更により良いものをつくっていけるよう、利用者の皆様、ご家族を始めとするなごみの里に関わる方々と共に頑張っていきたいと思います！！

（活動係　橋爪・中島義・前畑）

「神戸市西区社会福祉法人連絡協議会」

　３月１４日に、神戸市西区社会福祉法人連絡協議会の設立総会に参加してきました。

　現在、国会では、社会福祉法の一部改正案が審議されています。その中で社会福祉法人には、公益性、非営利性の徹底、国民に対する説明責任、地域社会への貢献が求められています。

　特に、地域における公益的な取り組みの責務が明記されることで、改めて社会福祉法人の存在意義が問われることになります。神戸あゆみの会においても、施設の貸し出しや、補導委託の受諾等を行うなど、地域貢献活動を行ってきましたが、社会的には認知されていない状況です。

　神戸市西区社会福祉法人連絡協議会に参加することにより、今まで交流がなかった西区内の高齢、障害、児童、保育等の社会福祉施設が情報交換や連携をとることが出来るようになります。

　今後は、社会福祉法人の在り方を再度認識して頂くためにも、現在の地域の中で解決しにくい生活ニーズや既存の制度では対応できない課題の解決に取り組み、地域公益活動の推進に寄与できるよう、積極的に取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。

（黒井）

稲井　亮太

　今回、私の趣味である競馬の話をしたいと思います。

　私が競馬を好きになったのは小学生の頃でした。スペシャルウィーク、ディープインパクト、ローズキングダム等、今まで好きになった馬は数知れずです。

　以前は競馬=ギャンブルという感覚でしたが現在は、血統、馬主、騎手、調教師等、競馬に関わる人、馬のドラマを楽しんで見ています。自分が応援している人馬が勝利、好走すると本当に嬉しいです。

　これからの季節はＧⅠシリーズです。毎週がワクワクでとまりません。皆さんも土曜、日曜１５：００競馬中継観て下さいね。

今年の春競馬予想
高松宮記念：ダンスディレクター　　
桜花賞：メジャーエンブレム
皐月賞：リオンディーズ
天皇賞春：ゴールドアクター
さてどれだけ当たるでしょうか！もし全部当ったら馬を買いたいと思います（笑）

　２日　新崎　哲也さん
　５日　石井　克海さん
　８日　松原　薫さん　
１１日　正井　力哉さん

　　　　おめでとうございます！

１日（金）　　　新利用者歓迎式
２日（土）　　　家族会
７日～１３日　天候が良い日に花見行事
８日（金）　　　ブラッシング指導

※散髪サービスが、１９日（火）となっております。希望される方はぜひ職員まで！

編集後記

編集）はやくも三年目を迎えようとしているなごみの里ですが、今年も新利用者さんを迎えることが出来
　　新年度が楽しみです。新年度も皆様に楽しんでもらえるように、突っ走っていきますよ---！
＊次月からなごみ日和の編集が中島義にかわります。１年間ありがとうございました！　　（黒井）

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