ごあいさつ
「わが子が養護学校を卒業した後の進路先を自分たちの手で創りたい」という、障害のある子をもつ親の熱い思いこそが、神戸あゆみの会の原点です。
そのような共通の思いを持った親たちが集まり、「この子たちの幸せな将来にとって必要なものは何なのか?」、話し合いを続けました。「法人格を取得し入所型の施設を建設する」ことで一致し、「あゆみの里設立準備会」は発足しました。基本財産の確保、建設用地の確保、地域住民への説明等、困難なハードルを一つ一つ乗り越え、そして、平成5年に親の願いと子の期待に満ちた「あゆみの里」が開設し、ここに神戸あゆみの会の歴史がはじまりました。
その後、通所事業の開始、入所事業の拡大、居宅事業の開始、グループホームの開設等、時代と利用者のニーズに応えながら事業を展開してきました。25年余り、知的障害の方々の支援一筋にあゆみ続けてきましたが、利用者の高齢化による身体介護に対する支援力の向上と身体障害の方々にも支援を提供していきたいという思いから、「なごみの里」を開設しました。
今後も当法人は、すべての利用者とその家族の皆様の幸せな生活のために日々努力を重ねていく所存でございます。皆様方におかれましては、至らぬところはどうかご指導ご鞭撻いただき、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
社会福祉法人神戸あゆみの会 理事長